世界を旅しようと思った理由-2
- 世界と自分
- 2015年6月27日
- 読了時間: 5分
岩手を発ち、次に住む街を東京にした。
地元福岡に帰ることも考えたけど、一番の懸念は
「地元に帰ると変われない気がする」
ということだった。
地元の友達に依存してしまい、人としての幅を広げられない、心地居場所を求めてしまう気がした。(これは後に脳科学を学ぶときに理由が分かる)
昔は、東京なんて結局商業施設の集まりで、特に目新しいものなんかない。人ごみがうっとおしい。くらいに思っていた。
けど東北というものを経験して以来、東京の見方が変わる。
東北を非難するわけではないけど、やっぱり一番は「文化を超えた価値観」を感じれたのが東京だった。
東京はいろんな人がいて、いろんな価値観がある。
ここだけの話、精神病で休暇をもらっていたとき、東京に遊びにでて、ちょうどそのとき後輩が研修で東京に来ていたので「メイドカフェ」に行ってみたw
病欠で会社やすんどるのに…。という罪悪感はあったものの会社の方も、自由にして鋭気を養え!何も気にするな!と言ってくれていたので、だらだら過ごすより自分の経験したことないことしたいと思ってのことだった。
後輩と少しふざけ半分でメイドカフェに入る。
衝撃でした。
内装、客層、テンションはあまり好きじゃなかったけど(一言多い)
何が衝撃か。メイドの本気加減が。特にその中の1人(名前は覚えていないけど)がすごかった。輝いてた。
「メイド役」じゃなくて「自分はメイド!」ってかんじで働いていた。
メイドにとってエレベーターはエレベーターではないんです!
ジェットストリーム号なんです!(新人らしきメイドがエレベーターと言ったときに、OOちゃん!ジェットストリーム号でしょ!と注意されていたw)
ヲタ芸の動きもすごいキレッ切れ。
この時のメイドさん達の活き活きした顔をみて
私は思いました。
日々を何となく過ごして給料もらってる自分と、本気で仕事を楽しんでヲタク達を喜ばせているメイドさん達(個人差はあるだろうけど)。
蔑んだ、少し馬鹿にした感じでお店に入ったけど、私より本気で働いてる…。輝いてる…。生きてる…。
そう感じました。
このことがきっかけなのか、心理学を学んだことがきっかけなのかある結論に達する。
「世の中のほとんどの常識、価値観は人間が造った『嘘』だ。」
スーツを着ることも、働かなければいけないということも、ヲタクがキモいということも、ニートが悪いということも、フリーターがだらしないということも、政治家が偉いということも、ホームレスが地位が低いということも、総理大臣が偉いということも、上司に敬語を使わなければいけないということも。
ぜーんぶ嘘。
人間が造った嘘。
世の中に上下なんて存在しない。
赤ちゃんも年寄りもみんな平等。
優劣なんてない。
こういう人は優れている。こういう人は劣っていると人間がラベリングをしただけ。
本質はみんな同じ。
違う!と言いたくなる方、洗脳されてます。断言できる。
人間を基準とした人間の為の人間のルールです。
自分が何をもってこの世を判断しているか。
過去の情報をもって判断している。
親から教えられたこと、学校の先生、テレビ。
親は「こういう人になってはいけません!」という。
すると子供の自分は「こういう人は悪い人!」という価値観になる。
学校で「oo君は勉強ができるから偉い!oo君はもっと頑張りましょう。」というから
子供は「勉強ができないとダメなんだ。。。」となる
テレビドラマで「金持ちは汚いやつ」、「貧乏人は馬鹿にされる、いじめられる」というストーリーが多いから
子供は「お金は汚い、貧乏は醜い」となる
子供は善悪の判断ができない潜在意識の塊です。
人の価値観は10歳までに形成されると言われています。
10歳までに見たこと、聞いたこと、体験したことで大人になっても判断をします。
27歳の私の子供時代の教育に今文句をつけるとするなら
・なぜシャーペンはダメなんだ!
・なぜ隣のクラスに入ってはダメなんだ!
・なぜ休み時間にゲームをしてはいけないんだ!
・なぜ古文なんて今後使いそうもない知識を学ばなければいけないんだ!
・なんで髪型まで強制されるんだ!
・先生だって髪を染めてるじゃないか!
矛盾の連続。わけの分からない規則。それがおかしいと思わない大人(先生)。
まさに洗脳。(日本の歴史を辿ればなぜそうなったのかが分かります。)
マスメディアで嘲笑気味に扱われる「ヲタク」。この人たちがどれだけの経済効果をもたらしてるか知っていたのか。
コスプレをして自分表現している人たちと、1人になった時は小躍りをしたり歌を歌ったりするのに、人前では恥ずかしくて人目を気にする自分。どっちが後悔しない生き方なのか。
向こうからしたら、一度の人生、二度とこない若い時代を周りの目を気にして消費しているあんた達の方が恐い。そう思っているのかもしれない。
そんな考えまで巡る。
もっと知りたい!いろんな人の価値観。
自分がなんとなく「世界はこんなもんだろう」という思いはただの思い込みだった!
あー、キルアが脳みそに刺さった針を抜いた時の感覚ってこんな感じだったのかw
という感覚を味わい、人口密度の濃い東京を選んだのです。
そう。すべては思い込みです。
この理由はまた後ほど。
世界は何も言わない。自分が世界をどう見るかでかわる。
なんとなく生きヅラいと感じていた世の中。そうじゃなく
世界はそのままで、すでに素晴らしいのかもしれない。

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